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隠岐の島の自然環境

古くより自然とともに暮らし、自然を守る事で生活環境を整え・受け継いできた、隠岐の島の豊かな自然環境・林業の歴史・木々についてをこちらでご紹介させていただきます。

隠岐の島の自然環境

固有の生態系をもち、豊かな自然環境と人々が共存する島

隠岐の島の人々は、古くより自然とともに暮らし、自然を守る事で生活環境を整え受け継いできました。
今もなお島に広がる豊かな自然は、多くの時間と人々の努力の上に培われてきたものです。

紺碧の海日本海に囲まれたこの隠岐の島は、隔絶された自然環境と暖流の影響を受け、北方系・亜高山・冷温帯落葉広葉樹林・中間温帯林などの植生が複雑に交じり合う独特の自然体系。
いまだ信仰の厚い風土により数々の巨木、固有生態系がはぐくまれています。

乳房杉

2013年、世界ジオパークに認定

ジオパークとは、地球科学的に見て重要な地質遺産だけでなく、生態系や歴史、人々の営みといった文化的な遺産の総合的な関係を体験することができる総合的な公園です。
地域にある貴重な資源を保全しつつ、新たに発掘・活用し、教育や地域振興に取り組むことがジオパーク活動の主な目的となっています。

私たちウッドヒル隠岐も、島の豊かな自然環境を守りながら、木材を活用することで、島の産業を持続的に発展させるよう日々の活動に取り組んでおります。

◆隠岐ジオパークの詳細は下記をご参照ください
 >> 隠岐ジオパーク推進協議会公式サイト

隠岐ジオパーク

黒松について

従来の黒松の特性と用途

松は「松竹梅」という言葉の中に出てきますように、昔からめでたいことの象徴とされ、生活の隅々にまで入り込んでいます。
一般に黒松は雄松(男松)と呼ばれ男性的であり、赤松は雌松(女松)と呼ばれ女性的です。赤松は癖がなく素直な木ですが、黒松はその反対に癖があって扱いにくいと言われていました。

従来黒松は、海岸防砂林、防風林、風致林に適し、特異の樹形をなして海浜名勝の地に多く、庭園樹や盆栽、門松に賞用されてきました。
また、材質としては赤松の気乾比重は0.52、黒松の気乾比重は0.54で、赤松より重硬な強度に優れていることから、木材としては従来、構造用として主に使われてきました。

隠岐ジオパーク

従来の黒松の特性と用途

実はこの黒松、油部分が多いため杢目の良さ、光沢、色調の美しさが特徴として挙げられます。
ウッドヒル隠岐ではそんな黒松の美しさを活かせるよう、床材(フローリング)として製品化致しました。
時が経つにつれ味のある色合いを醸し出し、また、天然無垢なので、環境にも身体にも優しい素材です。

隠岐ジオパーク

従来の黒松の特性と用途

黒松の中には、赤松と外見上の区別がつかないものが見られます。

ウッドヒル隠岐のフローリング材「隠岐の黒松」は、針葉樹脂道指数(RDI)という科学的基準に基づいて区分(※1)されたクロマツのみを使用。
黒松特有の力強さ、杢目や香りのある製品を、自信を持ってお届けしております。

また、現在でも隠岐島後地域では、東側を中心に多くの松林がありますが、松くい虫被害で年々減少しており、貴重な資源となっております。

※1参考:島根県隠岐島に生育するクロマツの雑種性の検討
2009.10.17 山中啓介・中山茂生(島根県中山間地域研究センター)
>> PDFダウンロードPDFダウンロード

隠岐の島春日の黒松林

「隠岐クロマツ」を使用した商品

磯之杉について

歴史の深い隠岐の杉

「磯之杉」のふるさとは、日本海に浮かぶ歴史と自然豊かな島「隠岐の島」。
伝承2000年と伝えられる「八百杉」、根本から6本に分かれた「かぶら杉」、存在感のある姿形の「乳房杉」といった巨木、びっしりと群生した「杉の天然林」などが多くの人を魅了しています。

植林の歴史も古く、豊かな資源を背景に多くの優良材を産出してきました。古くより北前舟の航路にあり、風待ち港として栄え、島の木材は島外でも良質と珍重されており、出雲大社大鳥居材としても搬出されました。(昭和五年)

また、隠岐の杉は独特の文化も育んできました。隠岐の伝統行事である「隠岐古典相撲」は、役力士の勝者に土俵の四隅に建てた杉柱が与えられることから「柱相撲」とも呼ばれており、家の軒先に記念の柱を掲げる光景が各地でみられます。

隠岐ジオパーク

「ウラスギ」ルーツの地、隠岐の島

杉には大きく分けて3つのタイプがあり、太平洋側に分布する「オモテスギ」と日本海側に分布する「ウラスギ」、九州に分布する「ヤクスギ」となっています。

このうち隠岐では、植林で植えられている太平洋側のオモテスギの他に、隠岐に元からあった日本海側のウラスギ、そして隠岐独特のウラスギとオモテスギの両方の特徴が混ざりあった杉などが混在しています。

この現象は、今から約2万年前の最終氷期、隠岐の島が杉の逃避地だったことが関係していると考えられています。日本海側に分布する「ウラスギ」のルーツは隠岐であると考えれば、ウラスギは隠岐杉であるとも言えるかもしれません。

◆隠岐杉と古隠岐半島の詳細はこちらをご参照ください
 >> 隠岐杉と古隠岐半島(隠岐ジオパーク推進協議会公式サイト)

「ウラスギ」ルーツの地、隠岐の島

人にやさしく温もりのある、天然無垢杉

植林であれば、至る所にある杉の木ですが、天然林というのは少なく貴重です。

木目が真っ直ぐで柔らかく、その扱いやすさと比較的安価な価格から日本国内で、住宅に最も多く使われているのが「杉」です。

ウッドヒル隠岐が取り扱う「磯之杉」は、天然素材のぬくもりを感じられる床材(フローリング)、構造材として活用されています。

今津小学校の天井

「磯之杉」を使用した商品